医師と鍼灸師が
「自然に連携できる」
実践プログラム
ハリメドセミナーは、医師と鍼灸師がともに参加する無料のオンラインセミナーです。日本の医療と鍼灸には、まだ十分に整理されていない領域があり、その部分を丁寧に共有することを目的としています。
医療と鍼灸の間にある
見えない壁を壊そう
医師の視点から見ても、鍼灸師の視点から見ても、日本の医療にはまだ繋がりきれていない領域が存在します。
特に、鍼灸に関心を持った医師の中には、連携について迷う方が少なくありません。
- どのように鍼灸と関わればよいのか
- どの症例を紹介できるのか
- どこまで安全なのか
一言でいえば、「鍼灸の臨床がブラックボックスに見える」という感覚です。
しかし、医師と鍼灸師の視点が交差すると、これまでとは異なるアプローチが可能になるケースが確かにあります。臨床の選択肢が増えるという点で、医鍼連携には大きな価値があります。
こんな鍼灸師
医療者の方におすすめ
医師
(開業医・勤務医)
- 鍼灸という新しい選択肢を理解したい
- PPS / MUS患者の治療選択肢を広げたい
- 薬物治療・処置の隙間を埋める手段を知りたい
- 慢性痛・自律神経症状に強くなりたい
- 外来診療の幅を広げたい
- 不定愁訴の患者さんを鍼灸院に紹介したい
- 鍼灸院の運営や併設にも興味がある
鍼灸院
(開業・勤務)
- 医師に安心して紹介してもらえる院を目指したい
- エビデンス・安全性を理解した施術をしたい
- 医師×鍼灸師の連携をしやすいブランドを作りたい
- 臨床の価値を高め、より良い介入ができるようになりたい
- 信頼される院として、安定した経営をしたい
- 病院やクリニックで学ぶ内容を学びたい
セミナーで扱う内容
医師が安心して説明できる鍼灸の型の共有を目指します
- 医学的整合性のある説明
- 医師が紹介しやすい症例・禁忌
- 伝わる問診・評価方法
- 専門家としての言葉の使い方
「なんとなく効く施術」「なんとなく効く施術」ではなく、説明可能性のある鍼灸や説明を軸にしています。
すぐ臨床で使える施術説明やロジック
- 肩こり・腰痛・膝痛・頭痛
- 不眠・自律神経失調・めまい
- 更年期症状・PMS・慢性疼痛
- ストレス由来の身体症状
- 内科系の慢性症状へのアプローチ
これらを「医師に説明可能な構造」で整理した、プロトコルや説明方法を提示します。
徒弟制度が減り、学びの継承が難しくなっている現状
最近、鍼灸院で徒弟制度を取る場所が減っていると言われています。これは、医師の世界でも同じです。
- 長時間の研修
- 現場での密な学び
- 経験的な指導
働き方改革の影響で、こういった文化が急速に失われています。
その結果、現場で育つ力”が継承されにくくなり、学びの機会そのものが減少しています。鍼灸も医療も、臨床は本来リアルな環境で磨かれるもの。しかし、その環境が縮小していることは、医療全体にとって大きな課題です。
一方、世界的に研究は大きく前進しています
PubMedで「Acupuncture」を検索すると、2015年以降、明確な上昇トレンドで論文数が増え続けています。

特に研究が増えている領域
- 慢性疼痛
- 自律神経調整
- 炎症反応
- 不眠・ストレス
- 脳科学(fMRIなど)
- PPS/MUS
海外で鍼灸は「神経変調(neuromodulation)」として再定義されつつあります。
しかし、日本では臨床現場への橋渡しが十分ではなく、医師と鍼灸師の連携も広がっていません。これは大きなギャップであり、同時に大きな可能性でもあります。
ハリメドセミナーは、
この「間」を丁寧に埋めるための場作りとして頑張ります

世界の研究は伸び続けているのに、臨床現場にそれが届いていない。
- 徒弟制度の縮小で学びの継承が難しい
- 医師は、鍼灸をどのように扱えばよいかわからない
- 鍼灸師は、医師が求める基準を知らない
- PPS / MUS の患者が行き場を失う
こうした背景の中で、双方が対等に学び合える場 が必要だと感じています。
ハリメドセミナーは、医師と鍼灸師が双方向に知識を共有し、無理のない形で連携を育てていくことを目的にしています。
海外での鍼灸の扱い
欧州の病院は「統合医療センター=医師+鍼灸師」が基本形のところが増えてきています。鍼灸が医療制度の中に組み込まれている国では、受療への導線が日本より整備されています。
| ドイツ | 鍼灸は健康保険(国民皆保険)の対象(条件付き) |
| イギリス | NHSでGP経由の紹介が存在 |
| アメリカ | 退役軍人省(VA)が鍼灸を正式導入 |
| オーストラリア | 民間保険で広く適用 |
| 韓国・中国 | 病院内鍼灸科が標準的に存在 |
日本では、制度上の導線が少ないため、受療率が伸びにくい構造があります
- 保険適用の範囲が限られる
- 医療機関と鍼灸院が物理的にも制度的にも離れている
- 医師を介した紹介ルートが整備されていない
- 医師は鍼灸の内容を教わる機会がほとんどない
結果として、医師が紹介しない限り、患者が鍼灸にアクセスしにくい構造になっています。だからこそ、「医師→鍼灸師」の紹介ルートを整えることに意味があると考え、ハリメドセミナーを開催しています。
ハリメドの大切にしている価値観
医療と鍼灸の間に壁を作らない
双方の専門性を尊重する
患者の安全を最優先にする
科学的根拠と臨床知の統合
誰もが安心して学べる空気
次回のセミナー
第1回 ハリメドセミナー
2025/11/29(土) 19:30~21:00
参加費:無料(オンライン開催)
誰でも無理なく自然に参加できるセミナーです。ぜひお気軽にご参加ください。
専門性の高い内容ですが、初めて鍼灸に触れる医師、医療連携に興味のある鍼灸師、どちらの方も参加できるよう設計しています。無理なく、自然に学べる場です。
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