手五里(LI13)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

手五里(てごり、Shouwuli)は手陽明大腸経(LI)に属する経穴です。WHO/WPRO標準経穴部位(2008年)では上腕前面橈側、曲池穴と肩髃穴の結線上、曲池穴上方3寸に定められています。上肢麻痺・肘上腕痛・瘰癧(頸部リンパ節腫脹)・臂痛などへの臨床応用が知られています。

目次

基本情報

項目内容
穴名手五里(てごり)
英名 / 拼音Shouwuli
経脈手陽明大腸経(LI)
番号LI13

部位・取穴法・刺鍼

項目内容
部位(WHO/WPRO 2008)上腕前面橈側、曲池穴と肩髃穴の結線上、曲池穴上方3寸
刺鍼方向・深度直刺0.5〜1.0寸

取穴のポイント

曲池(LI11)から上腕前面橈側を3寸上行した位置。上腕筋と腕橈骨筋の間の筋溝を触れながら確認する。橈骨神経が近接するため強刺激は避ける。

解剖学的情報

刺入組織層:皮膚→皮下組織→上腕筋と腕橈骨筋の間。橈骨神経本幹が近接して走行(刺鍼時の注意が必要)。

主治・適応

ツボマップで手五里を確認する →

  • 上肢麻痺・肘上腕痛
  • 瘰癧(頸部リンパ節腫脹)
  • 臂痛

代表的な配穴

主治・症状配穴臨床的根拠
上肢麻痺・上腕痛曲池(LI11)・臂臑(LI14)大腸経の上腕部穴を流注に沿って配穴する
頸部リンパ節腫脹翳風(TE17)・天井(TE10)三焦経と配穴して頸部の気血を疏通する

臨床エビデンス

手五里は上腕部の運動器疾患・神経疾患への配穴として用いられます。橈骨神経本幹の近傍に位置するため神経痛・麻痺への遠隔効果が期待されます。脳卒中後上肢麻痺のリハビリ鍼治療配穴として頻用される穴のメタアナリシス(Liu et al., 2021)に含まれています。

まとめ

手五里(てごり)は手陽明大腸経(LI)に属し、WHO/WPRO標準に基づき上腕前面橈側、曲池穴と肩髃穴の結線上、曲池穴上方3寸に位置します。上肢麻痺・肘上腕痛・瘰癧(頸部リンパ節腫脹)・臂痛などの主治に用いられ、刺鍼は直刺0.5〜1.0寸が標準です。

ツボマップで確認する

著者:ハリメド編集部|現役医師監修

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

目次