肩髃(LI15)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_LI15_ 肩髃(Kengū / Jiānjiǎ)

肩髃は手陽明大腸経(LI)に属する経穴です。
経穴番号 LI15
部位 肩峰の前下方、肩関節外転時の前方陥出部
経絡 手陽明大腸経(LI)

部位・定位

肩関節疾患の要穴。臨床頻度が最も高い肩穴。

標準部位
肩峰の前下方、肩関節外転時の前方陥出部
骨度法
肩を90度に上げた時にできる肩峰前下方の击み
経穴・経絡
手陽明大腸経第15穴
五行穴分類

取穴方法(かけ方)

  • 1
    腕を外転させる
    腕を横に90度に上げます。
  • 2
    肩峰の位置を確認
    肩の一番高い骨(肩峰)を確認します。
  • 3
    前下方の击みを探す
    肩峰の前下方にできる凹みに取穴します。
取穴のポイント
肩関節疾患の要穴。腕を外転させると取り易い。五十肩・肩関節痛の最重要穴。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
直刺0.5〜1.0寸。または斜刺も可能。
⚠️
禁忌情報
特記事項なし。安全に刺鍼できる。

どんな症状に効くの?

💪
肩関節痛・五十肩
肩関節対患の最重要穴。肩関節周囲炎・五十肩に特効。
🫀
上肢不挙・上肢麻痺
上肢が上がらない、痺れる症状に使用。
🔄
肩の違和感・可動域制限
肩関節の運動障害全般に応用。
🐝
よく知られる組み合わせ
肩矛には臂臑(LI14)・巨骨(LI16)と併用が基本。五十肩には肩髎(TE14)・曲池(LI11)を加える。

お家でできるポイント

⚠️
セルフケアの注意
肩の深い部位のため、自分で取穴する際は腕を上げて击みを確認。強すぎない圧で。
👋
セルフ指圧方法
腕を横に90度上げて、肩峰前下方の击みを指で圧迫。30〜60秒。肩痛や肩が上がらない時に。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

↛ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
直刺0.5〜1.0寸。肩峰の前下方の凹みに正確に刺入。

現代的なエビデンス

🔬
肩周囲炎(五十肩)に対する多くのRCTで効果が報告されている。肩痛治療の最重要穴。

よくある質問

Q. 肩髃が肩関節対患で最重要穴とされるのはなぜ? A. 肩関節そのものに最も近く、肩峰前下方の凹みが肩関節の運動中心。解剖学的に最適な取穴位置。

まとめ

📌
肩髃(LI15)は肩峰の前下方、肩関節外転時の前方陥出部にある経穴です。肩関節痛・五十肩・上肢不挙に使用。肩関節疾患の最重要穴。臂臑(LI14)・巨骨(LI16)との組み合わせで肩痛治療の基本。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は手陽明大腸経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

ツボマップで肩髃を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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