扶突(LI18)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_LI18_ 扶突(Futotsu / Fútu突)

扶突は手陽明大腸経(LI)に属する経穴です。
経穴番号 LI18
部位 頸部外側、喉頭隆起の外方3寸、胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間
経絡 手陽明大腸経(LI)

部位・定位

咳嗽・嗄声の重要穴。呼吸器疾患に有効。

標準部位
頸部外側、喉頭隆起の外方3寸、胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間
骨度法
首の側面、喉頭隆起より3寸外側、胸鎖乳突筋の二頭の間
経穴・経絡
手陽明大腸経第18穴
五行穴分類

取穴方法(かけ方)

  • 1
    喉頭隆起を確認
    喉の前のでっぱり(甲状軟骨)を確認します。
  • 2
    外方3寸を計測
    喉頭隆起から首の側面へ3寸外側に位置します。
  • 3
    胸鎖乳突筋の間に取穴
    胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間に取穴します。
取穴のポイント
咳嗽・嗄声の重要穴。天鼎よりやや下方で外側。咳嗽に特に有効。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
直刺0.3〜0.5寸。深刺は避ける。
⚠️
禁忌情報
深刺禁忌。頸部の血管と神経に注意。胸膜にも注意。

どんな症状に効くの?

🔥
咳嗽・喘息
呼吸器疾患の重要穴。咳嗼・喘息に特に有効。
💬
嗄声・声がれ
声帯の機能を改善し、発声を助ける。
🧊
のど違和感・咳払い
喉のイガイガ感や痰の絡みに使用。
🐝
よく知られる組み合わせ
咳嗽には温溜(LI7)・孔最(LU6)と併用が効果的。嗄声には天鼎(LI17)・廉泉(CV22)を加える。

お家でできるポイント

⚠️
セルフケアの注意
頸部のため軽い圧に留める。強く押さない。深刺は絶対禁止。
👋
セルフ指圧方法
首の側面で喉から3寸外側、胸鎖乳突筋の二頭の間を指で軽く圧迫。20〜30秒。咳や声がれに。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

↛ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
直刺0.3〜0.5寸。深刺禁忌。胸膜と大血管に注意。

現代的なエビデンス

🔬
急性咳嗽に対する臨床報告が多い。呼吸器疾患治療の重要穴。

よくある質問

Q. 扶突と天鼎の違いは? A. 天鼎は輪状軟骨の高さで咽喉痛、扶突は喉頭隆起の外方で咳嗽に特に有効。位置で症状に対応。

まとめ

📌
扶突(LI18)は頸部外側、喉頭隆起の外方3寸、胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間にある経穴です。咳嗽・喘息・嗄声に使用。呼吸器疾患の重要穴。深刺は禁忌で、胸膜と血管に注意。温溜(LI7)・孔最(LU6)との組み合わせが効果的。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は手陽明大腸経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

ツボマップで扶突を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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