地倉(ST4)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

地倉(ちそう、Dicang)は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。WHO/WPRO標準経穴部位(2008年)では口角外方0.4寸に定められています。顔面神経麻痺・口眼喎斜・流涎・三叉神経痛などへの臨床応用が知られています。

目次

基本情報

項目 内容
穴名 地倉(ちそう)
英名 / 拼音 Dicang
経脈 足陽明胃経(ST)
番号 ST4

部位・取穴法・刺鍼

項目 内容
部位(WHO/WPRO 2008) 口角外方0.4寸
刺鍼方向・深度 横刺1.0〜1.5寸(頰車方向)

取穴のポイント

口角から外側(頰側)に0.4寸の距離に取穴。口を軽く開かせて筋を緩和させると取穴しやすい。横刺で頰車に向かう方向が取穴。

解剖学的情報

刺入組織層:皮膚→頬筋→咬筋。顔面神経(頬枝)が口輪筋・頬筋を支配。上唇動脈が近接。

主治・適応

ツボマップで地倉を確認する →

  • 顔面神経麻痺・口眼喎斜
  • 流涎
  • 三叉神経痛

代表的な配穴

主治・症状 配穴 臨床的根拠
顔面神経麻痺(急性期) 頬車(ST6)・四白(ST2)・合谷(LI4) 顔面局所と遠隔原穴で表情筋麻痺を回復させる
流涎(失禁性) 廉泉(CV23)・翳風(TE17) 局所穴を合わせて唾液分泌を調整する

臨床エビデンス

地倉は顔面神経麻痺治療の標準穴として多くのRCTで効果検証されています。電気鍼との組み合わせが口輪筋・頬筋の筋電図活動を有意に改善することが報告されており(Liu et al., 2020)、神経再支配促進メカニズムが推論されています。

まとめ

地倉(ちそう)は足陽明胃経(ST)に属し、WHO/WPRO標準に基づき口角外方0.4寸に位置します。顔面神経麻痺・口眼喎斜・流涎・三叉神経痛などの主治に用いられ、刺鍼は横刺1.0〜1.5寸(頰車方向)が標準です。

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著者:ハリメド編集部|現役医師監修

📘 所属経絡ガイド
この経穴は足陽明胃経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:
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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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