缺盆(けつぼん、Quepen)は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。WHO/WPRO標準経穴部位(2008年)では鎖骨上窩中央(鎖骨上1寸の中央)に定められています。咳嗽・喘息・咽喉腫痛・肩背痛などへの臨床応用が知られています。
目次
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 穴名 | 缺盆(けつぼん) |
| 英名 / 拼音 | Quepen |
| 経脈 | 足陽明胃経(ST) |
| 番号 | ST12 |
部位・取穴法・刺鍼
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部位(WHO/WPRO 2008) | 鎖骨上窩中央(鎖骨上1寸の中央) |
| 刺鍼方向・深度 | 直刺0.3〜0.5寸 |
| 禁忌・注意 | 深刺禁忌(気胸リスク) |
取穴のポイント
鎖骨上窩の中央(鎖骨内3分の1付近)の陥凹に取穴。浅刺のみで深刺は気胸リスクのため絶対禁忌。
解剖学的情報
刺入組織層:皮膚→胸筋膜→前斜角筋と中斜角筋の間。肺尖が直下に位置(気胸リスク)。腕神経叢が深部を走行。
主治・適応
- 咳嗽・喘息
- 咽喉腫痛
- 肩背痛
臨床エビデンス
缺盆は肺尖に最も近い経穴の一つであり、気胸リスク回避のため多くの現代臨床で使用が制限されています。
禁忌・施術上の注意
深刺禁忌(気胸リスク)
まとめ
缺盆(けつぼん)は足陽明胃経(ST)に属し、WHO/WPRO標準に基づき鎖骨上窩中央(鎖骨上1寸の中央)に位置します。咳嗽・喘息・咽喉腫痛・肩背痛などの主治に用いられ、刺鍼は直刺0.3〜0.5寸が標準です。施術時は深刺禁忌(気胸リスク)に注意が必要です。
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著者:ハリメド編集部|現役医師監修
