帰来は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。
目次
部位・解剖
下腹部、臍下方4寸、前正中線外方2寸に位置する。臍下4寸・外方2寸。気海(CV6)の外方、ST28水道の直下1寸に位置する。
| 神経支配 | 腸骨下腹神経(前皮枝) |
| 血管 | 下腹壁動静脈 |
| 筋肉・組織 | 腹直筋 |
| 深部構造 | 子宮(女性)・精嚢(男性) |
取穴法(見つけ方)
仰臥位をとる
腹部をリラックスして露出する。
臍下方4寸を確認
臍中央から直下4寸(指幅約5〜6本分)の位置を確認する。
前正中線外方2寸に取穴
前正中線(任脈)から左右それぞれ外方2寸(指幅約3本)の点に取穴する。
取穴のポイント
臍下4寸・外方2寸。気海(CV6)の外方、ST28水道の直下1寸に位置する。
刺鍼・施術法
基本施術法
直刺1.0〜1.5寸。
注意事項
妊娠中の強刺激は禁忌。子宮内膜症・卵巣嚢腫が疑われる場合は医療機関受診を優先。
どんな症状に効くの?
- 月経不順・子宮下垂:冲脈と協調し子宮機能を調整する。月経周期の乱れ・子宮下垂に対する要穴。
- 疝気・精巣痛:陰部・鼠径部の疼痛。男性疾患にも広く応用される。
- 腹痛・腸炎:下腹部の気滞・冷えに伴う痛みに対して温鍼灸も有効。
よく使う組み合わせ
月経不順には帰来+CV4関元+SP6三陰交。疝気には帰来+ST30気衝
自分で押すときのポイント
セルフケアの注意
痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。
セルフケア方法
帰来〜関元(CV4)にかけて手のあからで温める。仰臥位で膝を曲げた状態で行うと腹部がリラックスしやすい。毎日継続が効果的。
鍼灸師・学生向け:施術のポイント
施術詳細
取穴体位:仰臥位。得気:下腹部への重脹感・放散。直刺深度:1.0〜1.5寸(肥満体では2寸まで可)。
※ここからは専門的な内容です。
