商陽(LI1)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_LI1_ 商陽(Shōyō / Shāngyáng)

商陽は手陽明大腸経(LI)に属する経穴です。
経穴番号 LI1
部位 示指末節骨橈側、爪甲角の近位外方0.1寸
経絡 手陽明大腸経(LI)

部位・定位

井金穴。大腸経の起点。急性症状の救急穴。

標準部位
示指末節骨橈側、爪甲角の近位外方0.1寸
骨度法
示指の爪の橈側(外側)の根元付近
経穴・経絡
手陽明大腸経第1穴
五行穴分類
井金穴(金の穴)

取穴方法(かけ方)

  • 1
    示指の爪を確認
    人差し指の爪を確認します。
  • 2
    橈側の爪甲角を確認
    爪の外側(橈側)の根元の角を確認します。
  • 3
    爪甲角の近位外方0.1寸
    爪甲角から外方0.1寸に取穴します。
取穴のポイント
井金穴。点刺出血の代表穴。急性の咽喉腫痛・歯痛・高熱に即効性がある。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
浅刺0.1寸。または三稜針で点刺出血。
⚠️
禁忌情報
痛みが強い部位。点刺出血は急性症状のみに。

どんな症状に効くの?

🔥
咽喉腫痛・歯痛
井穴として急性の咽喉腫痛・歯痛に点刺出血が即効的。
高熱・意識障害
大腸経の井穴として高熱・意識混濁の救急処置に使用。
🦷
歯肉炎・口内炎
大腸経が口に関係するため、歯や口腔疾患に特効。
🐝
よく知られる組み合わせ
急性咽頭痛には少商(LU11)・合谷(LI4)と併用。高熱には十宣穴の点刺出血。歯痛には頬車(ST6)を加える。

お家でできるポイント

⚠️
セルフケアの注意
強い点刺出血は専門家のみ実施。一般は爪の横を軽く圧迫にとどめる。
👋
セルフ指圧方法
人差し指の爪の横(外側)を反対の指で軽くつまむように圧迫。20〜30秒。喉や歯の急な痛みに。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

↛ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
浅刺0.1寸または点刺出血。三稠針で少量の出血を促す。痛みが強い部位。

現代的なエビデンス

🔬
急性歯痛・咽頭痛に対する点刺出血の即効性について多くの臨床報告がある。

よくある質問

Q. 商陽の点刺出血はどう行う? A. 三稜針で爪甲角付近を素早く刺し、少量の出血を促す。急性咽頭痛・歯痛に即効性がある救急手技。

まとめ

📌
商陽(LI1)は示指爪甲角の近位外方0.1寸にある井金穴です。急性咽喉腫痛・歯痛・高熱に使用。点刺出血の代表穴であり、少商(LU11)・合谷(LI4)との組み合わせが救急処置の基本。大腸経の起点として全身の気の調整にも関与します。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は手陽明大腸経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

ツボマップで商陽を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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