肘髎(ちゅうりょう、Zhouliao)は手陽明大腸経(LI)に属する経穴です。WHO/WPRO標準経穴部位(2008年)では上腕骨外側上顆上方1寸、上腕骨外縁陥中に定められています。肘関節外側痛(テニス肘)・上肢麻痺・上腕痛などへの臨床応用が知られています。
目次
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 穴名 | 肘髎(ちゅうりょう) |
| 英名 / 拼音 | Zhouliao |
| 経脈 | 手陽明大腸経(LI) |
| 番号 | LI12 |
部位・取穴法・刺鍼
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 部位(WHO/WPRO 2008) | 上腕骨外側上顆上方1寸、上腕骨外縁陥中 |
| 刺鍼方向・深度 | 直刺0.5〜0.8寸 |
取穴のポイント
曲池(LI11)から1寸上方。上腕骨外縁(外側上顆稜)を触れながら、その前内側の陥凹に取穴。肘を軽く屈曲させると骨縁が触れやすい。
解剖学的情報
刺入組織層:皮膚→皮下組織→上腕三頭筋外縁。橈骨神経(後骨間神経)が肘部で筋枝を出す直近部位。
主治・適応
- 肘関節外側痛(テニス肘)
- 上肢麻痺
- 上腕痛
代表的な配穴
| 主治・症状 | 配穴 | 臨床的根拠 |
|---|---|---|
| 外側上顆炎(テニス肘) | 曲池(LI11)・阿是穴 | 合穴と圧痛局所への配穴で外側上顆炎の炎症・疼痛を緩和する |
| 上腕外側痛 | 手五里(LI13)・臂臑(LI14) | 大腸経の上腕部穴を連続的に配穴して局所気血を疏通する |
臨床エビデンス
肘髎は外側上顆炎(テニス肘)の治療において局所取穴として重要です。Chen et al.(2020)のRCTでは曲池・肘髎・阿是穴の配穴が外側上顆炎の疼痛スコア(VAS)と握力を対照群と比較して有意に改善しました(p<0.05)。
まとめ
肘髎(ちゅうりょう)は手陽明大腸経(LI)に属し、WHO/WPRO標準に基づき上腕骨外側上顆上方1寸、上腕骨外縁陥中に位置します。肘関節外側痛(テニス肘)・上肢麻痺・上腕痛などの主治に用いられ、刺鍼は直刺0.5〜0.8寸が標準です。
ツボマップで確認する
著者:ハリメド編集部|現役医師監修
