中府(LU1)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_LU1_ 中府(Chūfu / Zhōngfǔ)

中府は手太陰肺経(LU)に属する経穴です。
経穴番号 LU1
部位 前胸部、第1肋間、前正中線の外方6寸
経絡 手太陰肺経(LU)

部位・定位

肺の募穴。肺疾患・胸部疾患の治療の最重要穴。

標準部位
前胸部、第1肋間、前正中線の外方6寸
骨度法
鎖骨中点の下方、第1肋間隙で前正中線の外方6寸に取穴
経穴・経絡
手太陰肺経第1穴
五行穴分類
募穴(肺)

取穴方法(かけ方)

  • 1
    鎖骨中点を確認
    鎖骨の中点を確認します。
  • 2
    第1肋間を確認
    鎖骨中点の下方で第1肋間隙を触知します。
  • 3
    前正中線から外方6寸
    前正中線の外方6寸、第1肋間隙の陥凹部に取穴します。
取穴のポイント
雲門(LU2)の下方1寸。烏口突起の内下方で圧痛を確認して取穴する。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
斜刺0.3〜0.5寸。深刺は気胸の危険。肺尖に近いため特に注意。
⚠️
禁忌情報
深刺厳禁(気胸リスク)。肺尖が近接するため直刺不可。

どんな症状に効くの?

🫁
咳嗽・喘息
肺の募穴として咳嗽・喘息・呼吸困難の第一選択穴。
💪
胸痛・胸悶
胸痛・胸悶・肋間神経痛に局所取穴として使用。
🔄
肩背部痛
肩背部の痛み・こわばりに配穴として効果的。
🐝
よく知られる組み合わせ
咳嗽・喘息には肺兪(BL13)・太淵(LU9)と併用。胸悶には膻中(CV17)を加える。

お家でできるポイント

⚠️
セルフケアの注意
胸部のため深く押さない。肋間の圧痛点を優しく刺激する。
👋
セルフ指圧方法
鎖骨下の第1肋間を指先で軽く圧迫。深呼吸に合わせて20〜30秒。咳や胸の詰まりに。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

↛ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
斜刺0.3〜0.5寸。深刺は気胸の危険。鎖骨下動静脈に注意。

現代的なエビデンス

🔬
COPD患者への中府・肺兪の鍼治療で呼吸機能改善が報告されている(Liu X et al. J Tradit Chin Med. 2015;35(5):536-541)。

よくある質問

Q. 中府と中府の違いは? A. 中府は鎖骨下窩の凹み、中府はその1寸下方。中府はより浅い刺入で使用し、肩痛への局所効果が高い。

まとめ

📌
中府(LU1)は鎖骨下窩・烏口突起内方に位置し、咳嗽・胸悶・肩関節前面痛に使用します。深刺は気胸の危険があり斜刺で浅めに。中府(LU1)・肺兪(BL13)との組み合わせが基本。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は手太陰肺経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

ツボマップで中府を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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