雲門(LU2)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_LU2_ 雲門(Unmon / Yúnmén)

雲門は手太陰肺経(LU)に属する経穴です。
経穴番号 LU2
部位 前胸部、鎖骨下窩の凹み、烏口突起の内方
経絡 手太陰肺経(LU)

部位・定位

肺経の気が集まる部位。胸部疾患の治療に重要。

標準部位
前胸部、鎖骨下窩の凹み、烏口突起の内方
骨度法
鎖骨下窩の外側端、烏口突起の内方の击みに取穴
経穴・経絡
手太陰肺経第2穴
五行穴分類

取穴方法(かけ方)

  • 1
    鎖骨下窩を確認
    鎖骨の下の凹みを確認します。
  • 2
    烏口突起を確認
    烏口突起(肩甲骨の前面の突起)を触知します。
  • 3
    烏口突起の内方
    烏口突起の内方、鎖骨下窩の凹みに取穴します。
取穴のポイント
中府(LU1)の上方1寸。鎖骨下窩で脈動を触知できることが多い。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
斜刺0.3〜0.5寸。深刺は気胸の危険。
⚠️
禁忌情報
深刺厳禁(気胸リスク)。鎖骨下動脈に注意。

どんな症状に効くの?

🫁
咳嗽・胸悶
肺気の宣発を助け、咳嗽・胸悶・呼吸困難に使用。
💪
肩関節前面痛
肩関節前面の痛み・五十肩に局所取穴として効果的。
🔄
上肢の痺れ
腕神経叢に近く、上肢の痺れ・痛みに応用される。
🐝
よく知られる組み合わせ
咳嗽には中府(LU1)・肺兪(BL13)と併用。肩痛には肩髃(LI15)を加える。

お家でできるポイント

⚠️
セルフケアの注意
胸部のため深く押さない。鎖骨下の脈動部を強く圧迫しない。
👋
セルフ指圧方法
鎖骨下窩の外端を指先で軽く圧迫。呼吸に合わせて20〜30秒。胸の詰まり感に。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

↛ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
斜刺0.3〜0.5寸。深刺は気胸の危険。鎖骨下動静脈に注意。

現代的なエビデンス

🔬
肩関節周囲炎(五十肩)の治療穴としての自床報告がある。 📖 Xue CC et al. J Altern Complement Med. 2004;10(3):468-480

よくある質問

Q. 雲門と中府の違いは? A. 雲門は鎖骨下窩の凹み、中府はその1寸下方。雲門はより浅い刺入で使用し、肩痛への局所効果が高い。

まとめ

📌
雲門(LU2)は鎖骨下窩・烏口突起内方に位置し、咳嗽・胸悶・肩関節前面痛に使用します。深刺は気胸の危険があり斜刺で浅めに。中府(LU1)・肺兪(BL13)との組み合わせが基本。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は手太陰肺経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

ツボマップで雲門を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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