下巨虚(ST39)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_ST39_ 下巨虚(Gokokyo / Xiàjùxū)

下巨虚は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。
経穴番号 ST39
部位 足三里(ST36)の下方6寸、脛骨外縁
経絡 足陽明胃経(ST)

部位・定位

下巨虚(かこきょ)は小腸の下合穴です。小腸疾患(小腸炎・吸収不良・腹痛)への要穴。上巨虚(ST37)が大腸の下合穴であるのに対し、下巨虚は小腸の下合穴です。

標準部位
足三里(ST36)より下方6寸(膝下9寸)、脛骨外縁
骨度法
膝蓋骨下縁から9寸下方
経穴・経絡
足陽明胃経第39穴・小腸下合穴
五行穴分類
下合穴(小腸)

取穴方法(かけ方)

  • 1
    足三里を確認
    足三里(ST36)を確認します(膝蓋骨下3寸)。
  • 2
    足三里から6寸下方
    足三里からさらに6寸下方に計測します(条口の下1寸)。
  • 3
    脛骨外縁の圧痛点に取穴
    前脛骨筋上・脛骨外縁の圧痛点に取穴します。
取穴のポイント
条口(ST38)の下1寸、豊隆(ST40)と同じ高さ(やや内側)。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
直刺0.5〜1.0寸。
☠️
禁忌情報
特になし。

どんな症状に効くの?

🌀
小腸疾患
小腸下合穴として小腸炎・吸収不良・臍周囲痛に特効。
🦵
下腿・足部疾患
下腿部の麻痺・萎縮・むくみの緩和に。
🍵
腹痛・下痢
胃経に属し消化器系疾患の補助穴。上巨虚(ST37)と合わせて腸全体の調整。
🐝
よく知られる組み合わせ
小腸疾患には関元(CV4)・天枢(ST25)との組み合わせ。上巨虚(ST37)とともに大小腸の同時調整に使用。
ST37 上巨虚CV4 関元ST25 天枢

お家でできるポイント

☠️
セルフケアの禁忌
急性腹症は医師の診断を優先。
👋
セルフ指圧方法
条口(足三里下5寸)からさらに指1本下を圧迫。腹部の不調がある際に20〜30秒保持。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

📘 所属経絡ガイド
この経穴は足陽明胃経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

✻ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
直刺1.0〜1.5寸。小腸下合穴として小腸疾患の褜写調整。

現代的なエビデンス

🕓
小腸下合穴としての臨床応用報告あり。腸管蠕動調整への関与が動物実験で示されている。

よくある質問

Q. 下巨虚に経絡する症状の禁忌は? A. 下巨虚は小腸下合穴として小腸疾患に特化。大腸疾患なら上巨虚(ST37)、胃疾患なら足三里(ST36)を主穴とする。

まとめ

📌
下巨虚(ST39)は小腸下合穴として小腸炎・吸収不良・腹痛に用います。足三里下6寸・条口の下1寸に位置し、上巨虚(ST37)と組み合わせて腸全体の調整に使用。

ツボマップで下巨虚を確認する →

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

目次