下巨虚は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。
目次
部位・解剖
下巨虚(かこきょ)は小腸の下合穴です。小腸疾患(小腸炎・吸収不良・腹痛)への要穴。上巨虚(ST37)が大腸の下合穴であるのに対し、下巨虚は小腸の下合穴です。
| 標準部位 | 足三里(ST36)より下方6寸(膝下9寸)、脛骨外縁 |
| 骨度法 | 膝蓋骨下縁から9寸下方 |
| 経穴・経絡 | 足陽明胃経第39穴・小腸下合穴 |
| 五行穴分類 | 下合穴(小腸) |
取穴法(見つけ方)
足三里を確認
足三里(ST36)を確認します(膝蓋骨下3寸)。
足三里から6寸下方
足三里からさらに6寸下方に計測します(条口の下1寸)。
脛骨外縁の圧痛点に取穴
前脛骨筋上・脛骨外縁の圧痛点に取穴します。
取穴のポイント
条口(ST38)の下1寸、豊隆(ST40)と同じ高さ(やや内側)。
刺鍼・施術法
刺鍼深度目安
直刺0.5〜1.0寸。
禁忌情報
特になし。
どんな症状に効くの?
- 小腸疾患:小腸下合穴として小腸炎・吸収不良・臍周囲痛に特効。
- 下腿・足部疾患:下腿部の麻痺・萎縮・むくみの緩和に。
- 腹痛・下痢:胃経に属し消化器系疾患の補助穴。上巨虚(ST37)と合わせて腸全体の調整。
よく知られる組み合わせ
小腸疾患には関元(CV4)・天枢(ST25)との組み合わせ。上巨虚(ST37)とともに大小腸の同時調整に使用。
自分で押すときのポイント
セルフケアの禁忌
急性腹症は医師の診断を優先。
セルフ指圧方法
条口(足三里下5寸)からさらに指1本下を圧迫。腹部の不調がある際に20〜30秒保持。
鍼灸師・学生向け:施術のポイント
刺鍼情報
直刺1.0〜1.5寸。小腸下合穴として小腸疾患の褜写調整。
✻ここからは主に専門家向けの情報です。
