条口は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。
目次
部位・解剖
条口(じょうこう)は肩の疾患に意外な効果を持つ経穴として有名です。特に肩関節周囲炎(五十肩)への遠位取穴として臨床でよく使用されます。
| 標準部位 | 足三里(ST36)より下方5寸(膝下8寸)、脛骨外縁 |
| 骨度法 | 膝蓋骨下縁から8寸下方 |
| 経穴・経絡 | 足陽明胃経第38穴 |
| 五行穴分類 | 五行穴外(流注穴) |
取穴法(見つけ方)
足三里を確認
足三里(ST36)を確認します。
足三里から5寸下方
足三里から5寸(指6〜7本分)下方を計測します。
脛骨外縁の圧痛点に取穴
前脛骨筋上・脛骨外縁の圧痛点(下巨虚ST39の上1寸)に取穴します。
取穴のポイント
上巨虚(ST37)の下2寸、下巨虚(ST39)の上1寸。五十肩の際は圧痛がでやすい。
刺鍼・施術法
刺鍼深度目安
直刺0.5〜1.0寸。
禁忌情報
特になし。
どんな症状に効くの?
- 肩関節周囲炎(五十肩):条口透承山(条口から承山への透刺)が五十肩に特効として有名。肩の可動域改善に。
- 下腿の麻痺・腫脹:下腿部の気血流通を促進し、むくみ・麻痺の緩和に。
- 腹痛・下痢:胃経に属し消化器系の補助穴として使用。
よく知られる組み合わせ
五十肩には条口透承山(BL57への透刺)が有名。または陶陵泉(GB34)・肩髃(LI15)との遠位近位の組み合わせ。
自分で押すときのポイント
セルフケアの禁忌
急性の肩の痛みには整形外秐的評価を優先。
セルフ指圧方法
足三里から指5本下の脛骨外縁を押圧。五十肩の場合は肩を動かしながら同時圧迫すると効果的。
鍼灸師・学生向け:施術のポイント
刺鍼情報
直刺1.0〜1.5寸。五十肩への透刺(条口→承山方向)は特殊技術が必要。
✻ここからは主に専門家向けの情報です。
