WHO標準経穴 / ST 26
外陵(ST26)がいりょう / Wàilíng
下腹部・月経痛の補助穴
経絡
胃経(ST)
五行
土行
特定穴
—
部位
下腹部、臍下1寸、正中線外2寸
①
部位・解剖
下腹部において、臍の下方1寸、前正中線の外方2寸に位置します。陰交穴(CV7)の外方2寸です。
神経支配
第11肋間神経
血管
下腹壁動・静脈
筋肉・組織
腹直筋
深部構造
小腸(回腸)
②
取穴法(見つけ方)
-
1仰臥位をとる下腹部を露出する。
-
2臍から下方1寸を計測臍から下方に約1.5cmを計測する。
-
3正中線外方2寸に取穴前正中線から外方約3cmの点に取穴する。
⭐
取穴のポイント
臍下1寸・正中線外2寸。天枢(ST25)の直下1寸。
③
刺鍼・施術法
🪝
基本施術法
直刺1.0〜1.5寸。
⚠️
注意事項
深刺すると腸管に達する。妊娠中禁忌。
④
どんな症状に効くの?
😣
腹痛
下腹部の疼痛・けいれん性腹痛に。
👩
月経痛
月経痛・月経不順の補助穴として。
🩺
疝気
鼠径部・下腹部の疝気様疼痛に。
🌀
腸鳴
腸の過剰な蠕動音・不快感に。
🤝
よく使う組み合わせ
月経痛には外陵+CV4関元+SP6三陰交+LR3太衝。腹痛には外陵+ST25天枢。
CV4 関元SP6 三陰交LR3 太衝ST25 天枢
⑤
自分で押すときのポイント
⚠️
セルフケアの注意
痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。セルフケアは補助的に行ってください。
👋
セルフケア方法
下腹部を温める(カイロ等)。月経前から始めるセルフケアが効果的。
⑥
鍼灸師・学生向け:刺鍼・施術のポイント
※ここからは専門的な内容です。
取穴体位
仰臥位
鍼の深さ
直刺1.0〜1.5寸
施灸
温灸5〜7壮
得気
局所の重脹感
📌
刺鍼の注意点(重要)
天枢(ST25)と外陵(ST26)の組み合わせが月経痛に有効なエビデンスがある。
⑦
科学的なエビデンス
🔬 月経痛への腹部鍼
天枢・外陵を含む下腹部穴への鍼治療が原発性月経困難症(月経痛)の痛みスコアを有意に改善するという複数のRCTが報告されています。
📊
エビデンスについての注意
鍼灸は補完代替療法として通常の医療と組み合わせて使うものです。重症の場合は必ず医療機関を優先してください。
⑧
よくある質問
Q
月経痛に外陵を使うときのポイントは?
A
天枢(ST25)とセットで使うことが多いです。月経開始2〜3日前から鍼灸施術を始めると予防効果が高まります。温灸との組み合わせも有効です。
✅
まとめ
📌
外陵(ST26)のポイントをおさらい
場所:臍下1寸・正中線外2寸。主な効果:腹痛・月経痛・疝気。天枢と組み合わせて使用。
関連ツボ:ST25 天枢CV4 関元SP6 三陰交LR3 太衝
著者:ハリメド編集部|現役鍼灸師監修
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
