WHO標準経穴 / ST 27
大巨(ST27)だいこ / Dàjù
下腹部・生殖・泌尿器の補助穴
経絡
胃経(ST)
五行
土行
特定穴
—
部位
下腹部、臍下2寸、正中線外2寸
①
部位・解剖
下腹部において、臍の下方2寸、前正中線の外方2寸に位置します。石門穴(CV5)の外方2寸です。
神経支配
第11〜12肋間神経
血管
下腹壁動・静脈
筋肉・組織
腹直筋
深部構造
小腸(回腸)
②
取穴法(見つけ方)
-
1仰臥位をとる下腹部を露出する。
-
2臍から下方2寸を計測臍から下方に約3cmを計測する。
-
3正中線外方2寸に取穴前正中線から外方約3cmの点に取穴する。
⭐
取穴のポイント
臍下2寸・正中線外2寸。外陵(ST26)の直下1寸。
③
刺鍼・施術法
🪝
基本施術法
直刺1.0〜1.5寸。
⚠️
注意事項
深刺すると腸管に達する。膀胱充満時は施術前に排尿を。妊娠中禁忌。
④
どんな症状に効くの?
😣
腹痛・腸炎
下腹部の炎症・疼痛に局所穴として。
💦
遺精・早漏
男性生殖機能障害の補助穴。
🚰
排尿困難
泌尿器系の機能障害に。
🩺
疝気
鼠径部疝気の補助穴として。
🤝
よく使う組み合わせ
遺精・性機能障害には大巨+CV4関元+BL23腎兪+KI3太渓+SP6三陰交。
CV4 関元BL23 腎兪KI3 太渓SP6 三陰交
⑤
自分で押すときのポイント
⚠️
セルフケアの注意
痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。セルフケアは補助的に行ってください。
👋
セルフケア方法
下腹部の温め・軽いマッサージ。腎を補う食事(黒豆・クルミ等)も補助として。
⑥
鍼灸師・学生向け:刺鍼・施術のポイント
※ここからは専門的な内容です。
取穴体位
仰臥位
鍼の深さ
直刺1.0〜1.5寸
施灸
温灸7〜10壮
得気
局所の重脹感
📌
刺鍼の注意点(重要)
泌尿生殖器系への下腹部鍼治療の補助穴として有効。膀胱充満時は施術前に排尿を確認。
⑦
科学的なエビデンス
🔬 男性性機能障害への下腹部鍼
下腹部穴への鍼治療が自律神経調節を介して生殖機能に影響する可能性が動物実験・臨床研究で示されています。
📊
エビデンスについての注意
鍼灸は補完代替療法として通常の医療と組み合わせて使うものです。重症の場合は必ず医療機関を優先してください。
⑧
よくある質問
Q
大巨は男性の性機能に効きますお���
A
泌尿生殖器系への下腹部鍼治療として補助的効果があります。腎虚(CV4関元・BL23腎兪)と組み合わせることで相乗効果が期待できます。
✅
まとめ
📌
大巨(ST27)のポイントをおさらい
場所:臍下2寸・正中線外2寸。主な効果:腹痛・遺精・排尿困難・疝気。
関連ツボ:CV4 関元BL23 腎兪SP6 三陰交ST28 水道
著者:ハリメド編集部|現役鍼灸師監修
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
