水道(ST 28)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

WHO標準経穴 / ST 28

水道(ST28)すいどう / Shuǐdào

水液代謝・泌尿器の調節穴
経絡
胃経(ST)
五行
土行
特定穴
部位
下腹部、臍下3寸、正中線外2寸

ツボマップで水道を確認する →

部位・解剖

下腹部において、臍の下方3寸、前正中線の外方2寸に位置します。関元穴(CV4)の外方2寸です。

神経支配
腸骨鼠径神経
血管
下腹壁動・静脈
筋肉・組織
腹直筋
深部構造
膀胱(充満時)・子宮(女性)

取穴法(見つけ方)

  • 1
    仰臥位をとる
    下腹部を露出し排尿を済ませておく。
  • 2
    臍から下方3寸を計測
    臍から下方に約4.5cmを計測する。
  • 3
    正中線外方2寸に取穴
    前正中線から外方約3cmの点に取穴する。
取穴のポイント
臍下3寸・正中線外2寸。大巨(ST27)の直下1寸。

刺鍼・施術法

🪝
基本施術法
直刺1.0〜1.5寸。
⚠️
注意事項
膀胱充満時は施術前に排尿。子宮・膀胱に近い。妊娠中禁忌。

どんな症状に効くの?

🚰
排尿困難・頻尿
膀胱機能を調節し排尿障害に。
💧
浮腫・腹水
水液の停滞・浮腫を解消する。
👩
月経不順・子宮疾患
子宮への局所作用で婦人科疾患に。
😣
小腹痛
下腹部の疼痛・けいれんに。
🤝
よく使う組み合わせ
排尿困難・浮腫には水道+SP9陰陵泉+CV3中極+BL28膀胱兪+SP6三陰交。

SP9 陰陵泉CV3 中極BL28 膀胱兪SP6 三陰交

自分で押すときのポイント

⚠️
セルフケアの注意
痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。セルフケアは補助的に行ってください。
👋
セルフケア方法
下腹部を温める。水分を適切に摂取し腎・膀胱機能をサポートする。

鍼灸師・学生向け:刺鍼・施術のポイント

※ここからは専門的な内容です。

取穴体位
仰臥位(排尿後)
鍼の深さ
直刺1.0〜1.5寸
施灸
温灸5〜7壮
得気
局所の重脹感・下腹部への放散
📌
刺鍼の注意点(重要)
膀胱・子宮に極めて近いため深刺禁忌。施術前に排尿を確認する。

科学的なエビデンス

🔬 膀胱機能への下腹部鍼

水道を含む下腹部穴への鍼治療が膀胱機能と腎機能に影響を与えることが動物実験・臨床研究で確認されています。

📊
エビデンスについての注意
鍼灸は補完代替療法として通常の医療と組み合わせて使うものです。重症の場合は必ず医療機関を優先してください。

よくある質問

Q

水道は浮腫に効きますお���

A

中医学的には水湿の停滞(浮腫・腹水)に水道穴が有効です。SP9陰陵泉・CV9水分との組み合わせで利水効果が高まります。

まとめ

📌
水道(ST28)のポイントをおさらい
場所:臍下3寸・正中線外2寸。主な効果:排尿困難・浮腫・月経不順。膀胱近傍のため施術前排尿が必須。

関連ツボ:SP9 陰陵泉CV3 中極BL28 膀胱兪SP6 三陰交

著者:ハリメド編集部|現役鍼灸師監修
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は足陽明胃経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:
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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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