陰市(ST33)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_ST33_ 陰市(Inshi / Yīnshì)

陰市は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。
経穴番号 ST33
部位 大腿前面・外側、膝蓋骨上縁の上方3寸
経絡 足陽明胃経(ST)

部位・定位

陰市(いんし)は膝蓋骨上縁の上方3寸に位置する経穴です。膝・腰部の冷えや疼痛、下肢の麻痺に用いられます。

標準部位
膝蓋骨上縁の上方3寸、大腿直筋外側縁
骨度法
梁丘(ST34)より1寸上方
経穴・経絡
足陽明胃経第33穴
五行穴分類
五行穴外(流注穴)

取穴方法(かけ方)

  • 1
    膝蓋骨上縁を確認
    仰臥位で膝蓋骨上縁を触診します。
  • 2
    上方3寸を計測
    膝蓋骨上縁から上方3寸を計測します。
  • 3
    大腿直筋上に取穴
    計測した点の大腿直筋外側縁に取穴します。梁丘(ST34)の1寸上方になります。
取穴のポイント
梁丘(ST34)から指1本上に取穴するとよい。筋肉が緩んだ状態で取穴。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
直刺0.5〜1.0寸。
☠️
私er��情報
過度の深刺に注意。大腿前面深部の血管・神経に配慮。

どんな症状に効くの?

❄️
膝・腰の冷え
陰市は「陰をp��める市場」の意。寒邪による冷えた膝関節・腰部疼痛に特に有効。
🦵
膝関節痛
膝上部の気血滞りを解消し、膝の可動域改善を助ける。
🌿
下肢麻痺・すびれ
胃経の流注を通じて下肢全体の気血循環を促進。
🐝
よき知られる組み合わせ
冷えによる膝痛には梁丘(ST34)・犢鼻(ST35)との組み合わせ。灸療法との相性が良い。

お家でできるポイント

☠️
セルフケアの禁忌
急性炎症・発熱のある膝には禁忌。静脈瘤がある場合も注意。
👋
セルフ指圧方法
膝蓋骨上縁から指3本上を親指で押圧。温感が得られるまで20〜30秒保持。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

📘 所属経絡ガイド
この経穴は足陽明胃経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

✻ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
直刺0.5〜1.0寸。寒邪による症状には灸が特に有効。灸5〜7壮。

現代的なエビデンス

🕓
膝関節の冷え・変形性膝関節症への鍼灸研究において梁丘・陰市・犢鼻の三穴が有効とする報告がある。

よくある質問

Q. 陰市に経絡する症状の禁忌は? A. 陰市は特に寒冷による膝㗛に効果的。熱証(炎症性の膝)には使用を控え、他の経穴を選択する。

まとめ

📌
陰市(ST33)は膝上3寸に位置し、冷えによる膝・腰の疼痛、下肢麻痺に用います。梁丘(ST34)・犢鼻(ST35)と組み合わせた膝三穴としてよく使用されます。灸との相性が特に良い経穴です。

ツボマップで陰市を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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