上巨虚(ST37)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

_ST37_ 上巨虚(Jokokyo / Shàngjùxū)

上巨虚は足陽明胃経(ST)に属する経穴です。
経穴番号 ST37
部位 足三里(ST36)の下方3寸、脛骨外縁
経絡 足陽明胃経(ST)

部位・定位

上巨虚(じょうこきょ)は大腸の下合穴です。大腸疾患(腸炎・便秘・下痢)への第一選択穴。足三里(ST36)の下方3寸に位置します。

標準部位
足三里(ST36)より下方3寸(膝下6寸)、脛骨外縁
骨度法
膝蓋骨下縁から6寸下方
経穴・経絡
足陽明胃経第37穴・大腸下合穴
五行穴分類
下合穴(大腸)

取穴方法(かけ方)

  • 1
    足三里を確認
    まず足三里(ST36)を確認します(膝蓋骨下3寸・脛骨外縁)。
  • 2
    足三里から3寸下方
    足三里からさらに3寸(指4本)下方に計測します。
  • 3
    脛骨外縁の圧痛点に取穴
    前脛骨筋上・脛骨外縁の圧痛点に取穴します。
取穴のポイント
足三里・条口・上巨虚・下巨虚は1寸ずつ縦に並ぶ経穴群。上巨虚は足三里の3寸下。

経絡・原穴深度

🐾
刺鍼深度目安
直刺1.0〜1.5寸。
☠️
禁忌情報
特になし。

どんな症状に効くの?

🌀
大腸疾患
大腸下合穴として腸炎・便秘・下痢・腸鳴り・腹部膨満感に特効。
🍵
消化器全般
腹痛・消化不良・食欲不振の補助穴として足三里とともに使用。
🦵
下肢疾患
下腿の麻痺・筋力低下・むくみの緩和に。
🐝
よく知られる組み合わせ
大腸疾患には足三里(ST36)・天枢(ST25)との組み合わせ。IBS(過敏性腸症候群)には下巨虚(ST39)も加える。

お家でできるポイント

☠️
セルフケアの禁忌
急性腸炎の激しい状態では医師の診療を優先。
👋
セルフ指圧方法
足三里から指3本分下を親指で圧迫。腸の動きを感じながら20〜30秒保持。

鍼灸師向け:経絡上の配穴

📘 所属経絡ガイド
この経穴は足陽明胃経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:

✻ここからは主に専門家向けの情報です。

📐
刺鍼情報
直刺1.0〜1.5寸。大腸下合穴として大腸疾患の補写を調整。

現代的なエビデンス

🕓
大腸下合穴への刺激が腸管運動調整に関与することを示す動物実験・臨床研究あり。

よくある質問

Q. 上巨虚に経絡する症状の禁忌は? A. 上巨虚は大腸の下合穴として大腸疾患に特効があるが、重秤な腸疾患(腸閉塞等)は鑑別が必要。

まとめ

📌
上巨虚(ST37)は大腸下合穴として腸炎・便秘・下痢・腹部膨渀感に用います。足三里(ST36)の下3寸に位置し、天枢(ST25)・足三里との組み合わせが標準的。

ツボマップで上巨虚を確認する →

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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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