乳中(ST 17)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

WHO標準経穴 / ST 17

乳中(ST17)にゅうちゅう / Rǔzhōng

乳頭中央・取穴ランドマーク穴
経絡
胃経(ST)
五行
土行
特定穴
部位
第4肋間・乳頭中央

ツボマップで乳中を確認する →

部位・解剖

乳頭の中央に位置します。取穴のランドマークとして用いられますが、鍼灸施術は禁忌とされています。

神経支配
第4肋間神経外側皮枝
血管
内胸動・静脈外側枝
筋肉・組織
大胸筋・乳腺組織
深部構造
乳腺実質

取穴法(見つけ方)

  • 1
    乳頭を確認
    乳頭の中央の位置を確認する。
  • 2
    ランドマークとして使用
    正中線から4寸外方の基準点として用いる。刺鍼・施灸は行わない。
取穴のポイント
乳頭中央。他の胸部穴の横の位置関係確認のランドマークとして使用する。

刺鍼・施術法

🪝
基本施術法
施術禁忌(刺鍼・施灸ともに行わない)。
⚠️
注意事項
乳中は鍼灸禁忌穴。刺鍼・施灸ともに行ってはならない。乳腺・乳頭への刺激は感染・損傷リスクがある。

どんな症状に効くの?

📍
ランドマーク
胸部経穴の水平位置確認に使用。
🚫
施術禁忌
鍼灸施術は行わない。
🤝
よく使う組み合わせ
乳中は施術を行わない。隣接する膺窓(ST16)や乳根(ST18)を使用する。

ST16 膺窓ST18 乳根

自分で押すときのポイント

⚠️
セルフケアの注意
痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。セルフケアは補助的に行ってください。
👋
セルフケア方法
直接の刺激は行わないこと。乳房セルフチェックは医療機関の指導に従う。

鍼灸師・学生向け:刺鍼・施術のポイント

※ここからは専門的な内容です。

取穴体位
—(施術禁忌)
鍼の深さ
施術禁忌
施灸
施術禁忌
得気
📌
刺鍼の注意点(重要)
乳中は明確な禁忌穴。古典にも『灸鍼これを禁ず』と記載されている。ランドマークとしてのみ使用する。

科学的なエビデンス

🔬 禁忌穴としての記載

乳中は古代中国医学の文献から一貫して鍼灸禁忌穴とされています。現代の鍼灸教育でも施術禁忌穴として明記されています。

📊
エビデンスについての注意
鍼灸は補完代替療法として通常の医療と組み合わせて使うものです。重症の場合は必ず医療機関を優先してください。

よくある質問

Q

乳中には何故鍼を打ってはいけないのですか?

A

乳頭・乳腺への直接刺激は感染・組織損傷・乳汁分泌異常のリスクがあります。古典・現代ともに禁忌とされています。

まとめ

📌
乳中(ST17)のポイントをおさらい
場所:乳頭中央。施術禁忌穴(鍼・灸ともに禁忌)。取穴のランドマークとしてのみ使用。

関連ツボ:ST16 膺窓ST18 乳根

著者:ハリメド編集部|現役鍼灸師監修
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。
📘 所属経絡ガイド
この経穴は足陽明胃経に所属しています。経絡の循行・全経穴一覧・臨床応用をまとめた完全ガイドはこちら:
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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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