四白(ST 2)完全解説|部位・取穴・主治・禁忌【WHO標準】

WHO標準経穴 / ST 2

四白(ST2)しはく / Sìbái

眼科疾患・顔面神経の要穴
経絡
胃経(ST)
五行
土行
特定穴
部位
眼窩下孔部・承泣の下方約1寸

ツボマップで四白を確認する →

部位・解剖

眼窩下孔の部位、承泣の下方約1寸に位置します。頬骨部の眼窩下孔に一致し、三叉神経の枝が出る部位です。

神経支配
眼窩下神経(三叉神経第2枝)
血管
眼窩下動・静脈
筋肉・組織
眼輪筋下部・上唇挙筋
深部構造
眼窩下孔

取穴法(見つけ方)

  • 1
    仰臥位または座位をとる
    顔面を安定させる。
  • 2
    承泣(ST1)を確認
    瞳孔直下の眼窩下縁を確認。
  • 3
    その直下1寸を取穴
    眼窩下孔の陥凹に取穴。圧すると麻痺感・放散感がある。
取穴のポイント
眼窩下孔を指で押すと眼窩下神経の走行方向に放散感がある。それが取穴の目印。

刺鍼・施術法

🪝
基本施術法
直刺0.3〜0.5寸。または斜刺。眼窩下孔を狙って刺入。
⚠️
注意事項
眼窩下神経・動脈が出る孔があるため、深刺しすぎない。出血に注意。

どんな症状に効くの?

👁️
近視・眼精疲労
眼周囲の血流を改善し疲れ目を解消。
😮
顔面神経麻痺
顔面の麻痺・歪みの改善に重要穴。
😬
三叉神経痛
眼窩下神経領域の顔面痛に効果。
💧
流涙・結膜炎
眼疾患全般に承泣と組み合わせて。
🤝
よく使う組み合わせ
顔面神経麻痺にはST4地倉+ST6頬車+LI4合谷+ST2四白が標準。

ST1 承泣ST4 地倉ST6 頬車LI4 合谷GB14 陽白

自分で押すときのポイント

⚠️
セルフケアの注意
痛みや腫れが強い場合は医療機関を受診してください。セルフケアは補助的に行ってください。
👋
セルフケア方法
中指の腹で眼窩下孔の部位をやしく円を描くように10〜15回マッサージ。顔面のこわばり・疲れ目に効果的。

鍼灸師・学生向け:刺鍼・施術のポイント

※ここからは専門的な内容です。一般の方は読み飛ばしていただいて構いません。

取穴体位
仰臥位・座位
鍼の深さ
直刺0.3〜0.5寸
施灸
施灸可(温灸)
得気
顔面への放散感
📌
刺鍼の注意点(重要)
眼窩下孔に刺入するこで強い得気が得られるが、深すぎると眼球下壁に達するため注意。

科学的なエビデンス

🔬 顔面神経麻痺への効果

四白を含む顔面局所穴への鍼治療が、Bell麻痺(末梢性顔面神経麻痺)の回復を促進するという複数のRCTとコクランレビューが報告されています。

📊
エビデンスつうの注意
鍼灸は補完代替療法として通常の医療と組み合わせて使うものです。重症の場合は必ず医療機関を優先してください。

よくある質問

Q

四白と承泣の違いは何ですか?

A

承泣は眼窩下縁の骨際で眼球に最も近い穴。四白はその下の眼窩下孔の部位で、顔面神経・三叉神経への作用が強いです。眼疾患には承泣、顔面神経障害には四白が向きます。

まとめ

📌
四白(ST2)のポイントをおさらい
場所:眼窩下孔部、承泣の下方1寸。主な効果:眼精疲労・顔面神経麻痺・三叉神経痛。顔面鍼の要穴。

関連ツボ:ST1 承泣ST6 頬車LI4 合谷GB14 陽白

著者:ハリメド編集部|現役鍼灸師監修
参照:WHO/WPRO Standard Acupuncture Point Locations (2008)、中医鍼灸学(上海中医薬大)
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替ではありません。症状が続く場合は医療機関を受診してください。#��い。
📘 所属経絡ガイド
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この記事を書いた人

「医師×鍼灸師プラットフォーム HARI×MED」管理者。クリニックと併設鍼灸院を経営。医学的知見と経営・マーケティングを融合させ、鍼灸のファンを増やす活動を通じて受療率向上を目指しています。持続可能な医療連携モデルの構築を全国で支援します。

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