いびきにおすすめのツボ3選
いびきは東洋医学では「鼾(かん)」と呼ばれ、痰湿が気道を塞ぐ、または鼻閉が原因で生じます。肺の機能低下により、余分な水分(痰湿)が滞留することで気道が狭くなり、睡眠中に音が生じるのです。適切なツボ刺激により、鼻通りを改善し、痰湿を除去することでいびき軽減を目指せます。本記事では、いびきに効果的な3つのツボと効果的なセルフケア方法をご紹介します。
いびきに効く3つのツボ
1. 迎香(げいこう)LI20 ― 鼻通りの改善に直接作用

刺激方法:人差し指または中指を使い、鼻の中心方向に向かってゆっくり押します。痛気持ちいい程度で約3~5秒間、1日3~5回行いましょう。朝起きた時と寝る前に重点的に刺激するのが効果的です。
効果の理由:迎香は大腸経上の穴で、鼻通りの改善に最も直接的に作用する代表的なツボです。鼻粘膜の充血を緩和し、気道を広げることでいびきを軽減します。いびきケアの必須穴です。
2. 印堂(いんどう)EX-HN3 ― 鼻根部の経外奇穴
刺激方法:中指または親指を使い、やや下方に向かってゆっくり押します。約3~5秒間、1日2~3回の刺激が目安です。眉間の緊張をほぐすように、やさしく刺激することがポイントです。
効果の理由:印堂は鼻根部を支配する経外奇穴で、鼻通りを根本的に改善します。精神を安定させ、全体的なリラックス効果をもたらします。自律神経のバランスを整え、良質な睡眠をサポートします。
印堂(EX-HN3)のおおよその位置3. 廉泉(れんせん)CV23 ― 喉元の気道機能を調整

刺激方法:人差し指または中指を使い、斜め上方に向かってゆっくり押します。強すぎず、ソフトに約3~5秒間、1日2~3回が目安です。夜寝る前の刺激が特に効果的です。
効果の理由:廉泉は任脈上の穴で、喉元全体の気道機能を調整します。舌根部の筋肉の緊張を緩和し、咽頭部の痰湿を除去する効果があります。いびきの音量軽減に特に有効です。
セルフケアガイド
日中の強い眠気、起床時の頭痛、睡眠中の無呼吸を指摘されている場合は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があり、医療機関の受診をおすすめします。
配穴(はいけつ)- 相乗効果のあるツボ
| ツボ名 | 位置 | 作用 |
|---|---|---|
| 合谷(ごうこく) | 手の甲、親指と人差し指の間 | 大腸経の穴。鼻通りを改善し、全身の気の流れを整える |
| 足三里(あしさんり) | 膝下、脛骨外側、膝から指3本分下 | 胃経の穴。痰湿を除去し、免疫力を強化する |
| 豊隆(ほうりゅう) | 外くるぶしと膝の中間、脛の外側 | 胃経の化痰の要穴。痰湿を効率的に除去する最も有効な穴 |
鍼灸院での治療をおすすめする理由
セルフケアで改善しない場合や、より高い効果を求める場合は、鍼灸院での治療をおすすめします。専門家は痰湿の程度や鼻閉のタイプを診断し、最適な配穴を選択できます。足三里や豊隆など、自分で正確に刺激しづらいツボについても、プロによる治療が効果的です。複合的なツボ刺激により、短期間での改善が期待できます。
いびきを根本的に改善したい方へ
